スクールランブル感想(15巻まで)


ええ、ええ。
僕がわざわざ別ブログまで用意したのは、この漫画「スクールランブル」の感想が書きたかったからです(笑)
やー、だって。
いきなり、スクランの感想書き出したら、「なんやねん」って思われるだろうしー。


で、先週はじめて読んだのですが、面白くて、一気に15巻まで買い漁りました。

インフィニットスパイラル

ここまで読んでいて特徴的なのは、「繰り返し」が非常に多い点ですね。マクロ的には、播磨や天満や沢近らの勘違いによる、同じ状況や同じような行き違いの繰り返し、というのもありますし、ミクロ的には、分かりやすいところでは15巻の2話連続の学生服役舎丸とかもあります。


もっと細かく見ていくと、(沢近絡みで)頭を剃られる播磨→沢近の為に戦う(かのような構図)→沢近の心情が播磨に傾く、という構造の修学旅行&体育祭とか。熊に襲われる伊織を庇う八雲を助ける播磨、という15巻巻末のifストーリーが、2巻のサラ初登場時と相似していたりとか。


大きな構造もストーリーも、小さな構造もストーリーも、無限に続くかのように繰り返しています。

繰り返しの終わり

それが変化に向かいづらいのが、15巻まで読んだ時点でのスクラン。エピソード内での出来事が、ちょっとうやむやな感じで処理されたりなんてことが多少あったりして、まるで永遠続くような雰囲気を醸し出しています。
けど、永遠続くわけではないと思うんだけどなぁ。
「烏丸出発の日」を、ちょこんと入れてきていて。


そもそも烏丸が何故出発しないかというと、第1巻第1話の天満の巻物恋文が発端(「誰かに頼まれた」)で、そしてそれは延期であり中止ではないんですよね。
そして現在、そこに記した(と思われる)内容――スキーをしている姿や、すきまにはさまる姿などを、披露している。
これは徐々に、この無限に続く繰り返しの終わりに近づいているのではないかと思うのですけど、どうでしょう。


や、まあ。
今言っても詮無いというか。
15巻以降をさっさと買ってこいという話でもあるんですがw